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土地を購入する際、隣地境界線上のど真ん中に
ブロック塀やフェンスで区切られている光景をたびたび目にします。
隣地境界をまたぎ、塀やフェンスがあるとすれば、それはお隣さんとの共有物です。
たまに、土地を購入したお客様から相談されることがあります。
「境界の塀はお隣さんとお金を出し合ってつくったほうが得ですよね?」・・・と。
共有物にはメリットばかりではありません。
最大のメリットは、やっぱり費用負担が少なくて済むこと。
逆にデメリットは、塀の色や高さなどの仕様をお隣と協議し合意する必要があります。
もっと面倒なのは、一度建ててしまったら、壊したくなっても合意がなければ壊せないこと。
壊す事ってそうそう無い様に思いますが、
もし所有者が土地を売却し、新しく土地を購入した方が壊したいと言ったら?・・・・
まさに、現在設計中のお客様がこのケース・・・。
震災での教訓を生かし、現行の基準は、震度6~7でも倒壊しない強度が求められます。
ですが、このブロック塀に鉄筋が入っているとも思えない・・・。
見るからに危険なにおいがプンプンします。
私が本気を出せば破壊できると思う(`・ω・´)
あくまで本気の本気の本気を出せばね・・・。
もう一つ問題があり、境界線上にブロック塀があるにも関わらず、
費用案分ではなく、半分は土地の売り主、もう半分はお隣さんが建てたと言う・・・
もはや、境界線上にある単独所有物・・・(゚Д゚;)
協議の末、解体の合意をいただきましたm(_ _)m
みなさん、古いブロック塀と共有物には気を付けましょう(b^ー゚)