TOPICS
このところ吹抜け空間のあるプランが続いています。
住宅の高断熱高気密仕様が高まっていますので、以前に比べ「寒い」など、
室温の心配が軽減されています。
私たち設計する立場からしますと、単に空間を豊かにする「吹抜け」と考える
だけではありません。
2階のゾーニングや床面積の調整(吹抜けは工事面積は増えますが、建築基準法
からは面積の減となります)には有効な手法です。
当然、吹抜けで
・開放感
・通風の有効
・採光の有効
にメリットがあることは言うまでもありませんが。
以前、サポートしましたお客様では「空中廊下(渡り廊下)」を創りだしました。
南側の2階のテラスにアプローチさせる空中廊下です。
豪雪地域の為、2階の屋根や形を変形させず(変形などですと、雪の溜まりをつくる)
大屋根を架けたいと考えました。
でも2階の面積を上げますと工事費が掛かる。
季節の良い日は、南側のテラスや庭を有効に利用したい。
と考えたからです。
もう3年以上経過していますが、豪雪地域にも関わらず、「吹抜けで寒い」
「雪が心配」などの声は聞いていません。
快適にこれからの冬を過ごされています。