TOPICS
昨日のNHK「プロフェショナル」の番組を見ましたでしょうか?
たまたま見たのですが、内容は日本の世界遺産の内容で、世界遺産を支える方々を
取材した内容で、とても面白かったですね~♪
ご覧頂いた方、如何でしたでしょうか?
その中で、神社仏閣などを管理・維持されている「修復師」の方が登場していました。
その方は、「100年先と勝負している」と言っていました。
良い言葉ですね~
今良くなるだけの作業、修復をするのではなく、次の世代にこの世界遺産である神社、仏閣を
引き継ぐことが使命として仕事をされているんですね~。
現在私たちが見ることできるこう言った有形の世界遺産も、古くは飛鳥時代に造られた方も
その思いがきっとあったはずです。
その思いが判るからこそ、千年以上先の現在の修復師が拘ることなんですね~
「100年先と勝負する」
振返って私が取組む「家づくり」への思いも同じだな―と強く同感できました。
住まい手が望む希望の多くは、
・今、ほしいもの
・今のハヤリ
・今、出来ること(予算など)
といったお客様が多いです。
「長く住む家」と考えたら、
決して、
・スタイリッシュな家
・メンテナンスが明らかに掛かる家
(EX:外部に多くの無垢材を使うなど)
・ライニングコストが掛かる家
(EX:専業なのに電気での床暖房など)
・安いからその程度で良いと考える家
(EX:多くの場合、将来手直し工事などを行い、当初よりお金を払うことになります)
お客様の自由と言うことで、私たちは「家づくり」を進めていません。
「100年先と勝負している」
とは言いませんが、「30年先と勝負」しています。
多くのお客様は、30代。
30年経つと、概ね70歳
ほとんどの方は、住宅ローンも終える頃。(ほとんどは、繰り上げ返済します)
お子様も成人し多くはご夫妻のみとなります。
30代の気に行ったデザイン、仕上げと40代、50代の気にった。は間違いなく
違ってくるはず。
私たちが目指す家は、決してスタイリッシュなデザインや斬新さがある家づくりではありません。
例えば、メンテナンスの出来るだけ掛からない家。飽きのこないデザインです。
各年代で大きな金額が掛けられれば一番良いのでしょうが、可能な方は少ないです。
各年代での生活を考えそして予算とのバランスを取りながら家づくりをサポートさせて
頂いています。
その為には、色んな多くのお客様をサポートすることができません。
年間経ったの「5組」の方が精一杯です。
それでも、「お客様の30年先と勝負」しながら、これからも「家づくり」に関わって
行きたいと考えております。