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「明るさ」と「開放感」の方程式(1)

2023年06月15日 / ブログ

多くの方が

リビングダイニングに求めることが、

「明るさ」と「開放感」だと思います。

 

そして、その手段として大きな窓をつくり、

天井を高くするのですが、

実はこの2つを採用しただけで、

充分な「明るさ」と「開放感」を

得ることが出来るとは限りません。

 

まず、なぜ大きな窓をつくるだけで

充分な明るさが得られないのかと言うと、

基本的にほぼすべての窓が

カーテンありきの設計になっているからです。

 

つまり、光を採りこむために

窓をつくったにもかかわらず、

カーテンで光を遮っているから

家の中が薄暗くなってしまうというわけですね。

 

そして、大きな窓があるリビングはまだしも、

北に追いやられがちなキッチンや、

北に追いやられつつ、

窓のサイズまで小さい洗面などの水回りは、

照明なしでは居られないぐらい

暗くなってしまいます。

 

また、天井だけ高くしても、

窓や室内ドアが低いままでは、

天井付近まで光が拡散しないため、

かえって天井付近が薄暗くなってしまいます。

 

となると、南向きでつくった

リビングやダイニングでさえも、

朝から照明に頼らざるを得なくなる

というわけですね。

 

では、開放感についてはどうでしょうか?

朝から夜までずっと

照明に頼り続けないといけない家は、

果たして開放感あふれる住まいなのでしょうか?

 

視線を遮るために

閉じた状態となったカーテンによって、

全く外が見えなくなってしまうとしたら、

果たしてその空間から開放感を

感じることが出来るでしょうか?

 

カーテンが閉まっているということは、

一面壁に囲まれているのと

何ら変りないってことですからね。

 

では、どうすればよいか?

 

 

つづく・・・

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