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今日で震災発生から丸5年・・・
ちょうど、構造的な部分を検討している案件もあり
一日、耐震の事が頭から離れません。
耐震等級という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
耐震等級は1から3まであり、3が一番に強い構造となっています。
よくある誤解は、耐震等級1だと不安・・・ということをよく耳にしますが、
決してそんなことはありません。
建築基準法では、数百年に1度程度発生する地震力に対して倒壊・崩壊等しない程度を
耐震等級1とし、その1.25倍の強度が耐震等級2、
1.5倍が耐震等級3となっています。
等級1でも、厳しい建築基準をクリアしています。(最低ランクには変わりありませんが・・・)
等級3までいくと、間取りの制約やコストの面でちょっと面倒かなぁ・・・って感じです。
最低限の基準を満たし、自由な間取りやデザインにこだわるか、コストをかけて耐震強度を高めるかは
お客様の考え方次第で、どれを選んでも正解だと思います。
等級を決定する際は、構造計算をもとに行っています。
営業トークで
「等級1だけど、実際は等級3程度はある」
なんて言ってる営業マンを目にした事があります。
それはちょっと違うかなぁ・・・と。
耐震には、耐力壁を増やせばいいって問題ではありません!
壁量だけではなく剛性率や偏心率などの考慮もありしっかりとした計算あっての等級です。
ちなみに建築基準法の『数百年に1度程度発生する地震力』とは、震度6~7程度を想定しています。
10年に一回は発生してる気がするのは私だけでしょうか・・・・
大島でした☆