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理想的な返済額を実現する2つの手段

2023年07月05日 / ブログ

たとえ夫婦共働きだとしても、住宅ローンの毎月の返済額は、

ご主人の手取りの30%以内に抑えるのが理想的です。

 

というのも、奥さんが稼いできたお金は家の維持管理費用の積立や子供たちの進学費用の積立、

レジャー費、貯蓄などでそのほとんどが消えていく可能性が高いからです。

 

ゆえ、たとえ夫婦共働きで、現在少し家計に余裕があるとしても、

少しでも毎月の返済を抑えるようにした方がいいし、

出来ることならご主人の手取りの30%以内にした方がいいというわけですね。

 

では、手取りの30%を前提として家づくりを行った場合、どのようなコトになるかお伝えしていきたいと思います。

理想(希望)と現実(予算)の間にはけっこうなギャップがあって、現実(予算)を優先した場合、

どんな家づくりをすべきなのかという話です。

予算圧縮の手段を知ることが肝

 

例えば、ご主人の手取りが30万円だとしたら、毎月の返済額の上限を90,000円以内に抑えないといけないのですが、

この返済額を1.0%の金利、35年返済で借りるとしたら、借り入れ出来る額は約3200万円となります。

 

そして、これに自己資金を合わせた額があなたが家づくりにかけていい総予算となるのですが、

仮に、あなたが出せるお金が200万円で親からの援助が300万円あるとしたら、

あなたの総予算は3700万円となります。

 

一方で、銀行経費や火災保険費用、登記費用などの諸経費や、家具や家電などの購入費用、

地盤改良費用といったいわゆる家・土地・庭以外に必要となる別途経費に合計300万円かかるとしたら、

残りの3400万円という枠の中で、土地を買い、家を建て、庭を仕上げなければいけなくなります。

 

いかがですか?

なかなか厳しい予算だなと感じたのではないでしょうか?

 

しかし、これが多くの方にとって現実的な数字だと思うので、

この予算で家づくりをやりきるための、2つの手段を知っておく必要があります。

 

まず1つ目が、

土地と家の予算をいずれも圧縮するという手段です。

 

みんなと同じように家づくりをすれば土地に1000万円、家と庭に3000万円、

合計4000万円ぐらいかかるところを、土地と家(庭)をそれぞれ300万円ずつ圧縮するといった感じですね。

 

そして、そのための具体的な手段が

・家を少しでも小さくする

・南向きの土地はあえて外す

・建てる家にフィットした土地を買う

といったことです。

 

続いての手段は「土地を買わない」という手段です。

つまり、実家に余っている土地があるならそこを使った方がいいということですね。

あるいは、土地を買わなくてはいけない場合、土地代を身内からの贈与で賄うか、です。

 

個人的には、これが選択出来るとしたら、迷わずそうした方がいいと思っています。

仮に土地にお金がかからないとしたら、先程の予算でも、思い通りの家を建てることが出来るでしょうし、

あるいは、家の予算を圧縮すれば借入額をもっと減らすことが出来ます。

 

家と庭に3400万円フルでかけるか、

あるいは、家の広さにこだわらないなら、家と庭を2900万円に抑えることで500万円借り入れを減らす、

という感じですね。

 

とはいえ、実家の近くに住むのは、どうしてもメンタル的に嫌だなーと思ってしまうと思うので、

さすがにゴリ押しは出来ませんけどね。

 

しかし、これからもずっと共働きでガッツリ働き続けるとしたら、近くにどちらかの親が居てくれた方が、

子供たちの面倒を見てもらえるため、仕事の選択肢も広がるし安心して働きやすくなりますよね。

また、時折晩ご飯をつくってもらえるかもしれないし、野菜や米や食材などをもらえるかもしれませんよね。

 

そんなこんなで、こういったことを合理的に考えつつ、

また、予算としっかり向き合いつつ、家づくりをしてもらえたらと思っているので、

一つの意見としてぜひ参考にしてもらえたらと思います。

 

それでは、、、

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