おしらせ

TOPICS

音楽室:防音・遮音の検討

2009年03月11日 / AK-house:音楽室のある家

これまでも、音楽室の「防音・遮音」については各メーカーと協議検討して
きました。
昨日は音楽の専門のメーカーのショールームに行って、防音・遮音室の実物を
体験してきました。
製品そのものそして考え方は、良いのですが・・・
このメーカーは建築等のメーカーとは違いますので、なかなか融通が
きかないです・・・
責任施工が基本
ですから、工事費用も交渉の余地無し・・・・
その代わり、責任施工ですから性能保証はしますが・・・
音は本当に人によって違います。
今回の音楽室は、ピアノ演奏を想定
500Hzで防音性能は、40dB性能を目指します。
概ね、ピアノ演奏ですと≒100db前後で室外で≒60dB 程度を想定したい。
音の防音には「遮音」と「吸音」があります。
一般的に、「遮音」は比重の大きなもので対応します。
(例えば、コンクリート、鉛など)
「吸音は」、柔らかいもので対応します。
(例えば、カーテン、カーペット、グラスウールなど)
しかし人間の耳は周囲の音で同じ音でも漏れてくる音が大きい、小さいを
感じます。
本当に静寂な中で効けば、漏れてくる音が同じでも大きく聞こえ、TVなど
あるいは日常の外部音のなかでは大して大きく感じません。
(※・通常の外部は、50dB程度)
また振動もあります。
伝播といいましょうか?
音の振動が躯体(構造材)から建物全体に伝わる。
これを防ぐには、波長の同じ材を使わないことです。
違う異種材、例えばゴムなどを挟みそして繋げる。
または空気層を設ける。
これは窓の結露対策と同じです。
(異なる熱伝導率のものを複合させる)
今回の音楽室は、各社の良いところ取りをしようと考えています。
一時側の本体の中に、空気層を挟んでもう一部屋を造る。
そして一般的な建材を基本に利用して「防音」の性能を求める。
(大工さん作業で行えるもの)
漏れる音の中心部は多くは「開口部=入り口扉、窓」そして換気扇廻りです。
木製建具で遮音性能=40dB を確保するものは高価でかなり種類もありません。
今回は並行して、金属建具(アルミ製)も検討してみたいと思っています。
今月下旬(3/23)には、他メーカー(建材メーカー)に再度お邪魔し、精査する予定です。

このページのトップへ